【ロサンゼルス=堀内隆】米カリフォルニア州エネルギー委員会は18日、テレビの消費電力を一定以下に抑えることをメーカーに義務づける規制の導入を決めた。規制に適合しない大型テレビなどは2011年以降、同州では売れなくなる。テレビの省エネ規制は全米で初めて。 規制は58インチまでのテレビが対象で、11年1月から実施。13年にはさらに規制を強化する。この規制を現在販売されているテレビ(約1050モデル)にあてはめると、11年には4分の1が売れなくなり、13年以降も売れるのは300モデルにとどまる。 現在店頭に並ぶテレビはほとんどが液晶かプラズマテレビ。ブラウン管テレビに比べ、一般的なサイズの液晶テレビは電力を44%余分に消費し、プラズマテレビになるとブラウン管の3.6倍に跳ね上がる。冷蔵庫やエアコンなどの省電力化が進む一方でテレビは年々大型化が進み、州エネルギー委員会によると、一般家庭の消費電