経済協力開発機構(OECD)によれば、日本人の睡眠時間は平均7時間43分。調査対象26ヶ国の平均より30分以上少なく、韓国に次いで、世界で2番目に睡眠が短い国らしい。 そんな日本で、職場で昼寝を許可する会社が増えているという(シドニー・モーニング・ヘラルド紙)。厚生労働省も、「午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的」と推奨。その効果が注目されている。 【効率アップに貢献】 同紙は、「デスクにまくら。日本で『オフィス・シエスタ(午睡)』開始」と見出しをつけ、昼寝を奨める会社を紹介している。 埼玉県のリフォーム会社では2年前に昼寝制度を導入。社員は昼寝をするのに届出の必要はなく、眠くなればいつでも、15~20分仮眠を取ることができる。経理部で働く社員は「眠いときに電卓を打つと、結局2回同じことをやる羽目になり、時間がかかる。昼寝で仕事がはかどる」とポ