この記事は漫画家・佐藤秀峰の好きな漫画、影響を受けた漫画、作家などを紹介するコーナーです。 前回は僕の漫画家としての師匠の高橋ツトムさんの「地雷震」という作品について書きましたが、続く今回はもう1人の師匠、福本伸行さんの作品について触れたいと思います。ご紹介するのは「銀と金」という作品です。 僕が福本さんの職場に就職したのは1996年。20歳の頃でした。当時、連載していた作品は「天 ~天和通りの快男児~」「アカギ」、そして今回ご紹介する「銀と金」でした。月刊連載が2本(天、アカギ)と隔週連載が1本と、月合計4本の執筆をこなしており、月産原稿枚数で言えば週刊連載作家よりも多い量を描いていました。その頃の「仕事が辛かった話」は、自伝的エッセイ「佐藤まんが道」でたっぷりと書いていますので、未読の方はご覧くださいませ。 福本伸行さんと言いますと、今となってはあまりにも有名な漫画家ですが、僕が働いて
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