「東北六魂祭」開幕まで2週間 進む線量低減対策 6月1、2の両日、福島市で開催される「東北六魂祭(ろっこんさい)」は15日、開幕まで約2週間に迫り、実行委員会が同日、同市で記者会見し詳細な概要を明らかにした。「万全な受け入れ態勢を整えていく」。福島市を含め本県は、現在も原発事故の影響が色濃く、風評被害を抱えている。会場周辺では、除染が急ピッチで進む。ただ、参加者や観客の放射線への不安解消には、除染の状況や放射線量の情報をいかに発信していくかが鍵。市を含めた実行委の発信力が問われる。 15日の記者会見で実行委員会は会場や周辺の除染について「計画通り進んでおり、順調」と報告。しかし、除染の進捗(しんちょく)や放射線量の周知方法など、具体的な対策について説明はなかった。 パレード会場の国道4号は今月から、福島河川国道事務所が本格的な除染に乗り出し、老朽化したアスファルトの改修を進めている。