「虐待ハイリスク」と言われている、夜の世界のシングルマザー。彼女たちは何を思い、どんな環境で子どもを育てているのだろうか。その「声」が、社会に届くことは少ない。そこで、全国で最もひとり親世帯の割合が高い沖縄県(2010年国勢調査)で、彼女たちの「声」に耳を傾けた。 高収入をうたう夜の仕事も手元に残るお金は少ない 沖縄県ひとり親世帯等実態調査報告書(平成21年3月)を見ると、昼間の仕事をしているシングルマザーの月収は10~15万円が31パーセントと最も多い。キャバクラに勤めているシングルマザーの月収は約18万円。一見、キャバクラのほうが稼げるようだが、ヘアメイク代やタクシー代などの経費を自腹で払わなければならない。送迎のない地域に住んでいるキャバ嬢は、タクシー代だけで月に5万円、それに加えてヘアメイク代は、最低でも1回1,000円はかかる。これらの必要経費を差し引くと、昼間の仕事のシングルマ
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