エミン・ユルマズさんはトルコ出身の国際エコノミスト。米国株のバブル崩壊を早くから発信していた。「AERA Money 2022秋冬号」の巻頭インタビューからお届けする。 【エミンさんの写真の続きを見る!】 * * * 国際生物学オリンピックに16歳で出場して金メダルを獲得した俊才、エミン・ユルマズさんは、留学先に日本を選んだ。東京大学で生命科学を学んだ後、野村證券時代の上司と立ち上げた複眼経済塾の塾頭として、『会社四季報』の活用法から世界経済の読み方まで幅広く伝授している。米国株がバブル状態にあると警鐘を鳴らす一方、日本株に「すごい追い風が吹く」と予想する。 ■幼少期は小柄なやんちゃ坊主。給食のゆで卵を取られて大げんかしたり エミンさんは自らの幼少期を「小さい頃はやんちゃだった」と振り返る。 「小柄だったからいじめられることもあったけど、殴られたら殴り返せって感じ。給食で出たゆで卵を横
異色の投資系インフルエンサー「岐阜暴威」をご存じだろうか? TwitterやYoutubeで活動しており、最近では日経テレ東大学などのメディア露出も増えてきている話題の人物だ。 投資系インフルエンサーと言っても、彼の発信を投資の参考にしようとするのは待ってほしい。「岐阜暴威」の特徴は、なんといっても「負け続けている」ことにあるからだ。そのすがすがしいまでの負けっぷりが話題となり、多くのファンを生んでいるのだ。 そんな「岐阜暴威」だが、何を思い、何のために「勝てない」投資を続けているのか。岐阜暴威本人に直撃取材をした。 投資を始めていきなり… ――まず、投資をはじめたきっかけについて教えていただけますでしょうか。 岐阜暴威 きっかけは2005年12月に起きた「ジェイコム株大量誤発注事件(※1)」でした。あの事件が起きて、BNFさんやcisさんといった投資家の方たちが何億と儲けていたのを見て、
米国の利上げで今後もっと苦しくなる。投資銀行家・神谷秀樹氏による「孫正義の借金はもう限界」(「文藝春秋」2022年7月号)を一部転載します。 ◆◆◆ 経営者の真価が問われる ソフトバンクグループの米国預託証券は、昨年2月に47ドルと最高値を付けていたが、この5月には最安値が17ドル割れと約3分の1まで落ち込んだ。決算説明会で会長兼社長の孫正義さん(64)は、今は「新たな投資に能天気に回す」のは控えめにすると「らしくない」ことを言い出し、「守りを固め、現金を手厚く手元に持つ」と宣言するしかなかった。歴代2位、1兆7000億円もの大きな損を発表したのだから当然だろう。 孫さんの会社は世界中の投機家と金融機関からお金をかき集め、孫さんが選んだ“有望企業”に投資する投資会社を標ぼうしてきた。こういった会社は、株価が好調のときはどこでも順風満帆だ。だが、現在のように米国が金利を上げる局面になると必然
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