仕組みを知らずにローンを利用するのは怖い。 ネットを見ていると消費者ローンの仕組みを知らないで、リボ払いなどを利用して、のちのち高額な手数料を払っていることに気づいたり、返すのに長い年月がかかったという話を目にする。 新卒で入社した会社の後輩が、クレジットカードの支払いをぜんぶリボ払いにしていた。この後輩も、リボ払いの仕組みをよく分かっていなかった。 クレジットカードなどの仕組みを知らないで利用している層が、意外と多いことに驚く。 仕組みを知っていて利用している人は構わないのだけれど、知らずに利用して借金を重ねて、自己破産したというケースを聞くと、「こういうことも、成人になる前に知っておいたほうがいいのでは」と思う。 消費者ローンの怖さを教えてくれる最適な小説が、宮部みゆきの「火車」だ。 初版が1992年なので制度の内容は変化しているが、「お金を借りることの怖さ」の普遍的な部分を骨の髄まで