2013年8月27日の打ち上げが中止となり、同年9月14日に打ち上げを延期したイプシロンロケット試験機。そのイプシロンロケットに搭載されて打ち上げられるのが、惑星分光観測衛星「SPRINT-A」である(図1)。SPRINT-Aは、小型の科学衛星で、そのミッションは大別すると3つある。
「ようやく心の底から笑える状態になった。最後は新しいものを生み出す、生みの苦しみを味わったが、終わってみたら最高だった」。宇宙航空研究開発機構(JAXA) イプシロンロケットプロジェクトチーム プロジェクトマネージャの森田泰弘氏は、9月14日16時15分から開催されたイプシロンロケット試験機の打ち上げ経過記者会見でこう語った。Tech-On!でも既に報道しているように、同ロケットは打ち上げをこれまで2度延期していた。しかも、そのうちの1回は、打ち上げのわずか19秒前での中止だった。多くの人々の期待を裏切ってしまった申し訳なさなどから、森田氏は精神的にも肉体的にも厳しい状況にあり、「眠れない日々もあった」と打ち明けている。今回の同ロケットの打ち上げを管制室から見守っていた同氏は、飛んだ瞬間、「心の中で『飛んだ』と叫んだ」と吐露した。
琵琶湖で体長117センチ、重さ3・7キロの巨大なニホンウナギが捕獲され、滋賀県立琵琶湖博物館(同県草津市)で展示されている。琵琶湖で通常捕獲されるニホンウナギの約10倍の重さで、仮に調理すれば、うな重20人前程度。同館は「これほど大きなニホンウナギが琵琶湖で捕れるのは珍しい」としている。展示は29日まで。 ウナギは先月上旬、同県彦根市の漁師が捕獲し、同館に持ち込んだ。琵琶湖で10年以上生きているとみられる。 琵琶湖には古来からニホンウナギが生息し、かつては海から遡上(そじょう)していた。しかし、明治38年に瀬田川に南郷洗堰(あらいぜき)(大津市)が建設され遡上量が大幅に減少。昭和39年に天ケ瀬ダム(京都府宇治市)が完成すると、海からの遡上が不可能となり、現在ではすべてが放流魚となっている。 ニホンウナギは国内全体でも生息数が著しく減っているため、環境省が今年2月、絶滅危惧種に指定している。
尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐって、当初は購入計画を進めたものの断念せざるを得なかった東京都は、島の購入・活用のため寄せられた寄付金を基金化した。都は基金を国に託すために国の動向について情報収集を続け、将来の活用方針策定を慎重に見極めようとしている。 昨年9月に現地調査まで行い、購入に動いた東京都。寄付金のうち約14億円は今年3月、国が島の活用策をまとめた際に譲渡するとして基金化した。だが、その後、都議選や参院選があり東京五輪招致も佳境を迎えたため、活用に向けた具体的議論は進んでいない。 ただ、4月に政府が国境離島管理強化に向けた有識者懇談会を設置、国会では民主党政権時に廃案となった「国境離島管理法案」の再提出を目指す動きも出始めるなど、議論に向けた環境は作られつつある。 こうした中、都の尖閣担当部署の幹部は「尖閣を守りたいとの思いを込めた方々からお預かりした基金。しっかりとした方針の施策
政府の尖閣諸島(沖縄県石垣市)国有化から11日で1年。好漁場とされる周辺海域には中国公船の航行が常態化し、一部の漁船を執拗(しつよう)に追尾する様子も確認されている。尖閣問題に絡んで台湾漁船の尖閣周辺での操業も認められた。中国公船と台湾漁船が入り乱れるなか、日本漁船には出漁を控える動きも。漁師らからは「本当に日本の海なのか」との嘆きが漏れる。◇ 尖閣周辺の海域は、クロマグロの好漁場として知られている。4~6月ごろにかけては、はえ縄漁船でにぎわう。だが、今年はこの海域への出漁を控える動きが日本側に見られた。 「大型の中国公船が近づくと、魚が逃げる。漁どころではない」。石垣の漁船「高洲丸」の船長、高江洲正一さん(46)は訴える。 高江洲さんは、地元議員らの視察団を乗せ8月初旬に尖閣周辺を訪れた際、丸1日、中国公船に追いかけられた。「静かな海に戻してほしい」と訴える。 出漁を控える動きは拡大する
次世代加速器「国際リニアコライダー」(ILC)の研究者チームが国内候補地を東北の北上山地に決めたことで、今後は国が誘致の是非をいつ判断するかが焦点になる。地元の経済界などは早期誘致に期待を寄せるが、巨額の建設費に対する批判や、費用の負担率をめぐる国際的な駆け引きも予想され、国は最終判断を先送りする見通しだ。 ILCは8300億円の建設費のほか、年間360億円の運営費が必要で、さらに人件費や土地代などを含めると総額は1兆円規模に及ぶ。研究者チームは建設費に占める誘致国の負担率を約半分とみているが、具体的な比率は今後の政府間交渉に委ねられる。 文部科学省の担当者は「日本がやりたいと早々に言ってしまったら、他国に足元を見られ、負担額をつり上げられるのは間違いない。軽々しく誘致表明できない」と明かす。当面は欧米などの出方を注意深く見守り、条件闘争の機会をうかがうことになりそうだ。 研究者チームの山
発想の転換から生まれた世界最小の映画 一風変わった映画が動画サイトで公開され、話題になっている。音楽とともに、モノトーンの画面上に小さな銀色の粒が現れ、粒をつなげて表現された子供が、その粒を使って遊んでいる様子が流れる。粒自体はメタリックな板を後ろから鋭利なもので叩いて作ったような素材感を持っている。 この1分30秒ほどの映画「A Boy and His Atom」(少年と彼の原子)は“世界最小の映画”(※)としてギネスブックに認定された。というのも、この粒はなんと原子であり、出演しているのは原子そのものだからだ。特殊な顕微鏡を使って原子を約1億倍に拡大し、約5000個の一酸化炭素の分子を操作して配置。約250フレームをコマ撮りにして映画にした。 この映画を作ったのは、IBMの基礎研究所「IBM Research」。まさに最先端の技術を研究開発する機関だ。なぜ、ITの研究開発機関がこうした
ソニーモバイル(旧ソニー・エリクソン)は意地っ張りなハーフのお嬢さま、サムスンはしたたかな不思議系ガール、そしてドコモは部活動の美人顧問。スマートフォンメーカーや通信キャリアを擬人化して業界を解説するマンガ「花のアンドロイド学園」(週刊アスキー)が注目を集めている。国内の事情を題材にしていながら海外からも人気を集め、Androidの開発チームを率いていたグーグルのアンディ・ルービン副社長までもが関心を寄せているという。(野間健利) こだわりのキャラクターたち 「ソニーモバイルの擬人化キャラクター『品川ソニア』は、かつてソニー・エリクソンだったので日本とスウェーデンのハーフのツンデレキャラに。もとは『ソニ・エリ』という名前でした。『早川未来』はシャープがモデルで、前身の早川電機(工業)が由来。瞳はシャープのキャッチコピーの目のイラストを意識して”らしさ”を強調しています。韓国のLG電子の「金
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