うたちゃんは、三人兄弟の末で、来年からは幼稚(ようち)園へ行こうというのですが、早くから、自分ではお姉(ねえ)ちゃん気どりで「えいちゃん」「えいちゃん」と、自分をよんでいます。「えいちゃん」とは、ね…
「自由な本棚であり続けたい」と語る「青空文庫」運営チームの1人で、翻訳家の大久保ゆうさん=京都市山科区で、菅知美撮影 インターネットのサイト「青空文庫」で小説や詩集などの文学作品の無料公開が始まってから来月で20年になる。運営は非営利で電子化作業はボランティアが担う。電子書籍普及に大きな役割を果たし、著作権切れの作品を中心に約1万4000点を公開するまでに成長した。【須藤唯哉】 漱石も芥川も ボランティア支え 青空文庫は1997年7月、ノンフィクション作家の富田倫生さん(2013年死去)ら4人が呼びかけて発足。公開はその年の9月、5点からのスタートだった。サイト名は富田さんが考案。誰の頭上にも広がる「青空」と、いつでも手を伸ばせる「文庫」の組み合わせだ。国内の著作権法では作者の死後50年で著作権の保護期間が切れる。権利が切れた文学作品を中心に「共有財産を社会で分かち合う」として公開。現在で
筆者の郷里である島根県松江市の旧市街には塩見縄手という通りがあり、江戸時代には松江藩士の屋敷が建ち並んでいたが、いま一軒だけが往時の姿をとどめ、松江市にとって貴重な観光資源となっている。 松江市指定文化財 武家屋敷 松江市民でも知る人は少ないだろうが、この武家屋敷の裏庭の外れには、この屋敷の最後の主である瀧川亀太郎(たきがわ・かめたろう)を記念して1975年に建立された碑が鎮座している(上掲写真=筆者撮影)。 瀧川亀太郎博士(1865-1946)は、松江城下の武家に生まれこの武家屋敷で成長し、東京帝国大学古典講習科卒業ののち仙台の第二高等学校で教授を務め、晩年再びこの屋敷に退隠した。 『史記会注考証(しきかいちゅうこうしょう)』こそは瀧川による一大業績であり、司馬遷の『史記』に対する最も完備された注釈書として、現在に至るまで世界の『史記』研究を牽引してきた。 この『史記会注考証』は、昭和7
カテゴリー:本,電子書籍,青空文庫 | 投稿者:OKUBO YuAuthor: OKUBO Yu About: 青空文庫には高校生のとき参加して、今や翻訳家・翻訳研究者。しばらく青空文庫をお休みするつもりだったのにそうも言ってられなくなってしまっててんてこまいの日々。ここでは電子本のことをしゃべったり、物語を書き散らしたり、はたまた青空文庫批判をしてみたり、自由にやっていくつもり。See Authors Posts (55) | 投稿日:2014年5月22日 | 本が青空の棚から消えてなくなる、という事態は、単に図書が閉架になることでも、禁帯出になることでもない。 著作権法上、データベース上にアップロードしてアクセスだけ禁じる、という形で残すこともできない。また青空であることは館内がないということだから、まさに本を棚から消すことしかできないわけだ。 それは青空の棚の実務に携わる者からすれば
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