2014年3月25日 岩手大学 工学部 はじめに ニワトリ胚(ニワトリの赤ちゃん)は、他の脊椎動物(背骨のある動物)の胚(はい)に比べて大きく、また体外で発生するためさまざまな実験操作を行いやすい、安価かつ入手が容易である、進化的にわれわれ哺乳類と同じ羊膜類(ようまくるい)に属するので体のつくりや仕組みが似ている、などという利点があるので、基礎分野の研究から遺伝子工学、インフルエンザワクチン作製など幅広い生命科学分野のモデル動物として良く用いられています。 このページでは、一般家庭や学校でニワトリの有精卵から胚を育てる方法を述べます。 ニワトリ有精卵(受精卵) 注:無精卵では胚は発生しません。 大型スーパーや有機野菜を扱っているスーパーで売っていることがあります。また、通販でも購入可能です。 なお、雌鶏からタマゴが産まれた時点で、受精してから約1日経っています。 有精卵を保温庫で並べるため