サンダンス映画祭2017で行われた「ブリグズビー・ベア」のワールドプレミア会見で、誘拐犯・テッド役を演じたマーク・ハミルは会場の笑いをさそった。 「多くの場合、エージェントはこんな感じに電話をかけてくる――“脚本があるんだよ。スーパーマーケットを舞台にしたダイ・ハードみたいな作品だ。出てみないか?”。 普通は何か対比となる作品がある。しかし本作は簡単にカテゴライズできない。非常に独創的な脚本で、そして――なにより、私にセリフがあった」 これはもちろん、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のルーク・スカイウォーカー役でセリフを与えられなかったことを受けてのジョークだ。 米国でのプレミア公開から1年半ほどをあけて公開された本作は、「ブルース・ブラザーズ」シリーズを輩出した人気番組・サタデーナイトライブの人気コメディアンであるカイル・ムーニーが原案・脚本・主演を手掛け、脚本家のデイヴ・マッカリー