恐怖のアルコール その２ （VB1の大量投与も効かないかもしれないアルチュハイマー病） : 場末Ｐ科病院の精神科医のblog

6月3 恐怖のアルコール その２ （VB1の大量投与も効かないかもしれないアルチュハイマー病） カテゴリ:アルコール認知症 （前回の続きである） 当院には４０歳前にアルコールにて認知症となり、未だに入院している男性が数名いる。どの家族も引き取りを拒否し、だんだんと家族も亡くなっていき、入院期間は長い人では３０年近くになるだろうか（さすがに場末の病院だけのことはある）。入院後の記憶は一切ないようなのだが、ある時点から前の過去の記憶だけは保たれており、診察時に「お母さんに会いたいです」としか毎回言わない。言うのはそれだけである。母はかなり昔に亡くなったのだが。何回か母が死亡したという事実は伝えたはずだが、「ああ、そうですか」と悲しそうな顔もせずに、数日後には再び「お母さんに会いたいです」。 なぜ自分が入院しているのかも、自分が誰なのかも分からない。あるのは子供の頃の記憶だけのようだ。彼の時間は

[admiralHH]

恐怖のアルコール その2。「当院には４０歳前にアルコールにて認知症となり、未だに入院している男性が数名いる。どの家族も引き取りを拒否し…」飲めない人間として常々疑問なのは、飲酒の法規制の甘さなんだよな…

[kmagami]

そうさのう＞赤塚不二夫のような生き方もありかもしれない

[kyokuheki]

この話面白くて何度も読んでしまう

[bouncing]

細かいことはともかく、色々と興味深い。無論自省も含めて。

[boxeur]

場末Ｐ科病院の精神科医のblog : 恐怖のアルコール　その２　（VB1の大量投与も効かないかもしれないアルチュハイマー病）

[raitu]

「長期大量のアルコール消費は、認知障害につながることが知られており、これらはアルコール関連認知症と文献に記載されて、アルコール関連脳損傷として考えられている」

[UDONCHAN]

こわい