【童話】100万回生きた洋子 - bogusnews

100万年も死なない洋子がいました。100万回も死んで100万回も生きたのです。りっぱな洋子でした。100万人の人がその洋子をかわいがり、100万人の人がその洋子が死んだとき泣きました。洋子は1回も泣きませんでした。 あるとき洋子は絵本作家の洋子でした。洋子は読者なんかきらいでした。読者は児童書評論が好きで、いつもいろんな作品にケチをつけていました。ただ、洋子の作品だけは自分の本棚にだいじにしまっていました。 ある日、洋子は病気で亡くなってしまいました。読者は洋子の作品を抱いて泣きました。読者は、もう「泣ける・泣けない」などというおとなの視点でだけ絵本を見る、実のない評論をするのはやめることにしました。 残り999,999回…。

[MIchimura]

ブワッ（´；ω；｀）

[asitaki]

この記事は泣ける。

[soylent_green]

たしかに泣ける泣けないで語るのはやめてほしいものだ

[mtfumi]

泣ける、泣けないで評価するって物凄く薄っぺらい気がするんだけど。

[suzu_hiro_8823]

さりげに毒（笑）ここも元準拠なんですかねぇ＞『洋子は読者なんかきらいでした。読者は児童書評論が好きで、いつもいろんな作品にケチをつけていました』

[triggerhappysundaymorning]

100万回生きるってゴールド・エクスペリエンス・レクイエムにやられて死に続けるのと本質的にあんまり変わらないよなーとちょっと思った.

[kowyoshi]

あと「本当はこわい」系もやめようぜ

[worris]

「読者は、もう「泣ける・泣けない」などというおとなの視点でだけ絵本を見る、実のない評論をするのはやめることにしました。 / 残り999,999回…。」

[shiumachi]

"読者は児童書評論が好きで、いつもいろんな作品にケチをつけていました。ただ、洋子の作品だけは自分の本棚にだいじにしまっていました"

[waterperiod]

bogusnewsの癖に、bogus子なのに、随分泣かせることを言ってくれるじゃないか。