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柄谷行人と「帝国」論の隘路 ――ウィットフォーゲルとマルクスの間で(中) | ちきゅう座
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柄谷行人と「帝国」論の隘路 ――ウィットフォーゲルとマルクスの間で(中) | ちきゅう座
<石井知章(いしいともあき):明治大学教授> 4.交換様式と世界システムの隘路 そもそも柄谷によれ... <石井知章(いしいともあき):明治大学教授> 4.交換様式と世界システムの隘路 そもそも柄谷によれば、社会構成体が複数の「交換様式」によって形成されているということは、あくまでもそれが一つの社会構成体であり、かつ現実には単独で存在するのではなく、他の社会構成体との関係において、つまり「世界システム」において存在しているということを意味している。そしてそれは、主に四つの段階に分けられた。すなわち、(1)交換様式A(互酬)によって形成されるミニ世界システム、(2)交換様式B(略奪と再分配)によって形成される世界=帝国、(3)交換様式C(商品交換)によって形成される世界=経済、(4)交換様式Dによって形成される世界システムである。このうち柄谷にとってもっとも重要な交換様式D、すなわち、<資本=ネーション=国家>を越える新たなシステムとは、カントが呼んだ「世界共和国」でもある。たとえば、マルクスは