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その日を摘め: 『荒野へ』 ジョン・クラカワー著(集英社)
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その日を摘め: 『荒野へ』 ジョン・クラカワー著(集英社)
アラスカの荒野に打ち捨てられたバスの中で餓死した青年についてのノンフィクション。 裕福な家庭に育っ... アラスカの荒野に打ち捨てられたバスの中で餓死した青年についてのノンフィクション。 裕福な家庭に育った青年はなぜ全てを捨てて旅立ったのか、そしてなぜ死んでしまったのか、登山家でもある著者ジョン・クラカワーにより、淡々とした筆致で、しかし深い共感をもって書かれていた。 僕もたいへんな共感をもって読了した。 身に覚えがあるからである。過剰な情熱も、感情の不安定さに翻弄されるさまも、社会を素直に肯定できない憤りも、自由への憧れも、痛いほど身に覚えがあるのである。 そして、軽い反発も感じた。できることなら思い出したくない、あまりにも未熟で、あまりにも傲慢だった、ある時期の自分を、否が応でも思い出させるからだ。 僕が大学一、二年に行っていた山への単独行と、21歳のときのアフリカへの旅立ち。あの時のドミノ倒しのような心の軌跡を思い出させるのである。いまはもう成熟していて、傲慢でないというわけでは