交渉における先手というもの - レジデント初期研修用資料

外来という場所は、患者さんや、そのご家族と、主治医である自分たちとが初めて遭遇する場所であって、遭遇という状況においては、「先」を取ることを、常に考えておかないといけない。 患者さんの側、特にご家族に「先」を取られてしまうと、治療の主導権が、主治医から奪われてしまう。もちろん全ての決断を行うのは医師だから、主導権は返してもらうことになるのだけれど、こういうときに状況が思わしくない方向に向かってしまうと、あとからトラブルになる。 予期しない遭遇は後手に回る たとえば多発外傷の患者さんを救急外来で受けて、外科チームがそろうまでの間、主治医が無為に立っていたところを、関係者以外は出入りを想定していない、救急車用の入り口から、ご家族が駆けつけたりすると、いきなり現場に出くわしたご家族は驚くだろうし、現場はもちろん混乱する。主治医の側は、言わば奇襲を受けたようなもので、想定していない事態に遭遇すると

[ume-y]

「「先」というものを考える上で、自分たちが待つ側に回るのは良くないことで、ご家族から診た主治医は、常に「動いている」状態であることが、望ましいのだと思う」

[Desperado]

相変わらずすごい。

[SavingThrow]

"動いている状態を見せることで状況の先手を取る。遭遇の序列：相手に待ってもらって迎えに行くのが最上、相手がやってきてこちらが動いている状況が次善、こちらが停止しているところに相手がやってくるのが最悪。"

[physician]

トラブルになってからの対策については書いてないのかな？

[n7kprujh]

家族を待たせすぎるのも、交渉における戦略を練る時間を与えることになるから、到着したらすぐに先手を打つのも有効だった。「今はこういう状況です。必要なことをやっています。詳しい説明は後にさせてください。」

[atkura]

交渉における先手というもの

[takeishi]

武蔵の五輪書より

[muimimuimi]

パターナリズムの過度な排除は専門家であるということだけでは避けられない。こういう戦略が必要になる。

[Donca]

✔ 交渉における先手というもの