クール・ジャパンとハリウッド: Meine Sache ～マイネ・ザッヘ～

先日、経産省は「クール・ジャパン」に５００億円の予算要求をすると報道されました。 「クール・ジャパン」推進に500億円 税金でクールな文化は作れるのか? クール・ジャパンの根底にあるのは、広告的アプローチで国家ブランドを向上できるという発想ですが、この発想の誤謬は、「国家ブランド」概念の発案者であるサイモン・アンホルト氏によりたびたび指摘されており、また国家ブランディング政策の先駆けである「クール・ブリタニア」の失敗は、その何よりの証です。 しかしながら、国家ブランドを向上できるかどうかは別として、宣伝しなければ売れないのもまた事実です。日本のポップカルチャーを巨額な宣伝費をかけて売り込めば、費用対効果は別にして、それなりに売れるのは確実です。クール・ジャパンの目的が、とにかく日本のポップカルチャーを海外で売ること、ただそれのみにあるのであれば、それは不可能ではありません。 ただし、それを

[laislanopira]

冷戦時、アメリカ文化の膨大な輸出と文化戦略がかえって反米とイメージ低下を生んだという説　クールジャパンではしかもアメリカも立てないエスニシティを立てるのでもっと分が悪い

[daybeforeyesterday]

うーむ

[owngoaler]

「実際には広告屋を水ぶくれさせるだけの施策であり、しかも、コンテンツの国際化をなおざりにしてエスニシティを前面に立てるそのやり方は、コンテンツの海外展開をする上で非効果的かつ邪道です。」

[SasakiTakahiro]

国のブランドを広告的手法で上昇させるのは不可能。

[senchafreak69]

これは卓見だな。ただ、プロパガンダ芸術というのもこの世にはあって、それが実際に成果をあげたこともあるんだけど、そこら辺はどうなのかな。