スター・ウォーズに見る黒澤明6： 物語の終りと後日譚

日本映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 (前回「ダース・ベイダーとは何者なのか？」から読む) 前回見たようにスター・ウォーズ・シリーズのオリジナル三部作と前日譚三部作は表裏の関係にある。そこには黒澤映画の表裏も見て取れる。 ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』を発表した1977年は、まだ認識されていなかったかもしれないが。 ■三船敏郎 vs. 仲代達矢 ルーカスが何度も出演を望んだように、黒澤映画の顔といえば『隠し砦の三悪人』『椿三十郎』等々その半分以上の作品で主演を務めた三船敏郎さんだ。三船敏郎さんは、あるときは志村喬さん演じる師の下で、あるときは加山雄三さん演じる若者の師として力強い男性を演じ、黒澤映画のヒューマニズムを象徴する存在だった。 ところが、黒澤監督が三

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スター・ウォーズをジョージ・ルーカスと黒澤明の関係から語り尽くした見事な6部作だった。ここからルーカスの弟子たちに受け継がれて行くんだと思うと熱い

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黒澤明から語るスターウォーズ論も見事な大団円。ただ、確かに新作でルーカスは去ったが魂は受け継がれてる気も。新3部作は、絶望した老ジェダイマスター(=晩年の黒澤明)を弟子(=ルーカス)が救う師弟物語になる予感。