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『「市場リスク 暴落は必然か」、を読了』
「市場リスク 暴落は必然か」 、リチャード・ブックステーパー著(原題:A Demon of our own Design、我... 「市場リスク 暴落は必然か」 、リチャード・ブックステーパー著(原題:A Demon of our own Design、我々の創り出した悪魔)を読了。 最低な帯のキャッチコピー。 「われわれが、サブプライム問題の犯人です」、なんて書いてあるものだから。 絶対読むかいボケ、と思ったのだが。 気を取り直して読んでみると、極めて真っ当に、現在の金融市場のリスクについて考察された本だった。 訳が分かっていないマーケティング担当者が作った、売らんがための、無理矢理な帯のコピーのせいで。 業界の真っ当な人は、手に取るのが気恥ずかしくなるし。 スキャンダラスな帯を見て本書を手に取りそうな、超ど素人の人は、買っても書いている意味が多分3割ぐらいしか分からないだろうし。 結果として、誰のためにもなっていない。 それはともかく。 本書は、サブプライム危機前に書かれた、金融市場を周期的に襲うリスクについて考察