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『あの時の返事 (騒然とした世相の中、心を静めるために書いた小さな物語。)』
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『あの時の返事 (騒然とした世相の中、心を静めるために書いた小さな物語。)』
黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人... 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。) それは彼女が小学3年の頃のことだった。彼女の席の隣の男の子はひどく不器用でのろまで、いつも彼女をイライラさせた。それで彼女はいつも彼にきつい物言いをしていた。今考えると、それはおせっかい以外の何物でもなかった。髪がいつもボサボサなこと、ボタンを互い違いにはめていること、給食当番の時の動作が遅い。朝礼の時並ぶのが遅い。何をするのも一々遅い。彼女はイライラするたびに彼にきつくあたった。彼はとても大人しくて、一言も口答えしない。彼はいつも黙って俯いていた。彼が彼女に言い返す言葉を聞いたことはなかった。 彼は休み時間も、昼休みもいつもひとりで教室の窓の外を眺めていた。実は彼女は彼が嫌い