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ラノベ風SF? 小林泰三「天獄と地国」 - あざなえるなわのごとし
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ラノベ風SF? 小林泰三「天獄と地国」 - あざなえるなわのごとし
頭上に地面、足下に星空が広がる世界。人々は僅かな資源を分け合い村に暮らしていた。村に住めない者た... 頭上に地面、足下に星空が広がる世界。人々は僅かな資源を分け合い村に暮らしていた。村に住めない者たちは「空賊」となり村々から資源を掠め取るか、空賊の取りこぼしを目当てに彷徨う「落穂拾い」になるしかない。世界の果てにもっと人間の暮らしやすい別天地があると確信した、落穂拾い四人組のリーダー・カムロギは、多くの敵と生き残りを賭けた戦いを繰り返し、楽園をめざす旅を続ける―。傑作短篇の長篇化完全版。 天地が逆転した世界のお話。 そもそもそんな環境で(農作物すらどうやって育てるんだ)どうやって技術を手に入れるほど発展できたのかとか考えないのか?、などいろいろツッコミどころは多いけれど、舞台設定のアイデアの勝利と言うか、天地が逆転しいつでもどこでも鉄骨渡りゲームみたいな状況で行われる争い。 主人公らは風呂にも満足に入ってない「落ち穂拾い」(空賊が村を襲ったあとを漁る)で、なにやらオーパーツ、と言うか謎の兵