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ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第7講:18世紀楽天主義 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
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ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』第7講:18世紀楽天主義 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
ラヴジョイ、短い章なのですぐ終わってしまいました。 cruel.hatenablog.com ラヴジョイ『存在の大いな... ラヴジョイ、短い章なのですぐ終わってしまいました。 cruel.hatenablog.com ラヴジョイ『存在の大いなる連鎖』(山形浩生訳) 楽天主義というと、ヴォルテール『カンディード』に出てくるパングロス博士の、「物事はすべて現状通り以外の形ではありえなかった」「現状はすべて最高よ、悪いことがあってもそれも含めて、現状が最高なのよ」というおめでたい論者のように思える。 なんかの芝居で演じられたパングロス博士。 そして、その通りなのだ。楽天主義はまさにそういう議論。 ただしそれは別に、その人たちが陽気で楽天的だったということではない。神は善で、善を最大化するように行動するから、現在以上に善の多い世界はあり得ない、という結論が先にあって、よって現状以外はあり得ず、悪いことも善を最大化するものだ、という議論。一歩まちがえれば、(いやまちがえなくても)「もう世の中どうしようもないよ、改善の余地