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第229回 「辶(しんにょう)」のまとめ | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
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第229回 「辶(しんにょう)」のまとめ | 漢字の現在(笹原 宏之) | 三省堂 ことばのコラム
「しんにょう」は注目を集める構成要素だ。前回記したとおり、「辶」ばかりが大幅に崩れたのだが、それ... 「しんにょう」は注目を集める構成要素だ。前回記したとおり、「辶」ばかりが大幅に崩れたのだが、それはなぜだろう。過去には足にょうもないではなかったが、一般化はしなかった。もはや楷書とは思えないほどに、手書きでは「丶フフ乀」と続くグニャグニャとした筆画を持つことに、それを教室で習う小学2年生の多くは、衝撃を受けながら大きく書いて真似をする(私もそうだった)。教室で、なんだこれは、と思った記憶がある。はらいまで巧く書けたと納得できると、気分がよくなった。巧拙の実に目立つ字だ。 煩瑣な字体の使用頻度の高さは、筆記経済の希求につながる。意味から、字形にいかにも行く感じを出そうとした、というような俗解的な要求や二次的字源意識も作用しなかったとはいえない。構成要素の「彡」にも問題ははらんでいた。それを「彳(ぎょうにんべん)」だととらえたとしても、意味の認識はなお希薄で、イメージが取りにくい。そしてその書