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夢路紀行抄 ―飛翔体― - 書痴の廻廊
夢を見た。 夜天を焦がす夢である。 眠りに落ちて暫しの後。ふと気がつくと、見晴らしのいい場所にいた... 夢を見た。 夜天を焦がす夢である。 眠りに落ちて暫しの後。ふと気がつくと、見晴らしのいい場所にいた。 どうやらビルの屋上らしい。 それもかなりの高層ビルだ。 地球の丸みを実感できるほどではないが。 地面を行き交う自動車が、豆粒に見えるほどではあった。 周囲に比肩し得る建物はなく、顔を上げればのっぺりとした暗い夜空が広がっている。 月はどこにも出ていなかった。 そのことに、淡い失望を感じている暇もなく。 突然、まったく唐突に。――視界の果てに広がる山並み、そのたおやかな稜線が、ぱっと紅く色づいた。 すわ払暁かと錯覚するほど、その色彩は強烈だった。 が、違う。そうではないとすぐ知れた。 ロケットである。 どうも山の向こう側に発射基地があるらしい。途轍もなく大型の、私が立っているこのビルにも匹敵しかねないロケットが、衝撃波の白い衣を纏いつつ、夜空を駈け上がってゆく。 猛然と燃焼するブースターこそ