『いま世界の哲学者が考えていること』21世紀の哲学は、現実社会の問題に対してどう向き合って行くのか？ - HONZ

哲学の本を一冊ずつ読んでも、それが大きな哲学・思想の枠組みの中でどの部分に当たるのかが分からなければ、文字を目で追っているだけになってしまうし、哲学についての解説書を読んでも大抵の場合、21世紀に入ってからの最新の動向は書いていないし、おまけに議論と実社会での出来事との関連性が希薄なので、意識が朦朧としてきてしまう。そのような読者に福音をもたらしたのが本書である。 哲学者の名前を、例えば、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデッガー、サルトル、ドゥルーズ、フーコー、デリダ、チャーチランド、シンガー、クレーマー、スティグレール、クラーク、チャーマーズ、メイヤスー、ガブリエル・・・と並べた時に、一体どこまで認識できるだろうか。 多分、チャーチランド辺りから怪しくなってくるのではないかと思うが、生まれた年を見ると以下の通りになっている。第二次世界大戦後に生まれた哲学者からポストモダンの次の

[hama4899]

研究会に出てみようと思います。

[h_nak]

"意識を分析する17世紀の「認識論的転回」、言語を分析する20世紀の「言語論的転回」、それに続く20世紀後半の「ポストモダン」()、21世紀における()「自然主義的転回」,「メディア・技術論的転回」,「実在論的転回」"

[SasakiTakahiro]

「古くて新しい」本だと思う。

[sanui0822]

堀内さんの素晴らしい書評に圧倒されるでゲソが、今私が読むべき本だと年一でピンと来る本じゃなイカ！30代の海外哲学者のことが知れるのも嬉しいでゲソ。これで人間への理解を深めて、ますます侵略するでゲソ＼(^o^)

[suna_kago]

俗物的に言えば、現代哲学にはバディウ～メイヤスーの線とジジェク～ガブリエルの線がある。そして前者と後者の関係はわりと微妙、みたいな認識を私は持っていますね。

[hharunaga]

「物事の本質をさておいて、勝ち負けや好き嫌いだけで物事を判断する現在の世界的な風潮は極めて危険」