エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
権力者といえども文法は左右できない|Colorless Green Ideas
はじめに かつて小説家の井上ひさしは、日本の政治家が漢字の字形を変えようとしたことに関し、『私家版... はじめに かつて小説家の井上ひさしは、日本の政治家が漢字の字形を変えようとしたことに関し、『私家版日本語文法』の中で以下のように述べたことがある。 「政治家よ、字をいじるな。票でもいじっていろ」 『私家版日本語文法』所収「漢字とローマ字」 つまりは言葉をいじるのは権力者のすることではないと言いたかったのだろう。 ところで、権力者が言葉をいじろうとした例は過去にも見られる。今回は権力者がその権力をもって言葉を変えようとしてうまくいかなかった事例を2つ紹介したいと思う。 皇帝は文法家の上にあらず 1414年に始まったコンスタンツ公会議のときの話である。 時の神聖ローマ帝国の皇帝ジギスムントが演説した際に、schisma という名詞 [1] を女性名詞として使ってしまった。しかし、この schisma という名詞は中性名詞である。 このため、ある人が皇帝に対して、文法的に誤っていると指摘した。す
2017/07/05 リンク