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自我の源泉 : 池田信夫 blog
2010年08月16日10:57 カテゴリ本科学/文化 自我の源泉 大ベストセラーになったサンデルの師匠、テイラー... 2010年08月16日10:57 カテゴリ本科学/文化 自我の源泉 大ベストセラーになったサンデルの師匠、テイラーの主著が20年ぶりに翻訳され、今月末に出ることになった。9975円という値段は一般の読者には無理なので、ビジネスマンには本書を要約したラジオ講演、『「ほんもの」という倫理』をおすすめする。 本書は訳本で700ページもあるが、大部分はよくも悪くも常識的な西洋哲学史のおさらいである。著者はカナダの哲学者だが、昔は新左翼の活動家でヘーゲルの研究者という経歴からもわかるように、近代的自我を自明なものとは考えず、特殊西欧的なイデオロギーととらえ、この人工的な概念がどのようにできたかを明らかにする。 人類は、歴史の圧倒的大部分で数十人から数百人の小集団に組み込まれて暮らしており、王以外の個人名が残ることはきわめて異例だった。その例外が古代ギリシャだが、そこでもプラトンの背後にはポリスという
2010/12/18 リンク