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20 - 異能探偵(空っ手) - カクヨム
合図を待つまでもなく、壱八は最初の質問のタイミングで、既に飛駆への読心を開始していた。 ……? 何だ... 合図を待つまでもなく、壱八は最初の質問のタイミングで、既に飛駆への読心を開始していた。 ……? 何だ、この壁みたいなのは。 額の傷痕に思念を集中させた瞬間、不可視の障壁に行く手を阻まれたような、奇妙な手応えを感じた気がした。が、その後はいかなる異常も感知することなく、青年の内面は露になっていた。 同じ異能者としての本能が、壱八の侵入を反射的に防ごうとしたのか、はたまた相手が異能者だという先入観が、そうした錯覚を起こさせたのか。真相は判らないが、仮に飛駆が壱八の能力に気づいたのだとしても、読心さえ成功すればそんなことは些事に過ぎない。 「図書館の外にいたという証言に、嘘偽りはないんですね?」 「もちろんです。ただ」そこで飛駆は声を落として、「カウンターにいた司書の方は、僕たちが開館時刻まで館内にいたことを、はっきり証言できなかったそうで」 「どういう意味です?」 「僕と空は、出口付近の長椅子