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29 - 異能探偵(空っ手) - カクヨム
翌日の夕刻。早めに配達業務を終え、クロスバイクで帰宅途中のこと。 ファミレスでの会見以来、とんと顔... 翌日の夕刻。早めに配達業務を終え、クロスバイクで帰宅途中のこと。 ファミレスでの会見以来、とんと顔を合わせることのなかった朱良に信号待ちのタイミングでばったり出くわし、壱八は命運尽きたとばかりに面を伏せた。 「何顔逸らしてんのよ」 「よう」 「いつ見てもシケた面ね。こっち見んな」 見ても見なくてもどのみち叩かれる。壱八の気分は否応なく落ち込んでいった。こんなことなら、部屋に籠もって未視聴動画でも消化していれば良かった。朱良の大嫌いな倍速再生で。 異能力を得た今でも、いざ彼女を前にすると卑屈な思いに囚われるのが悲しかった。習慣は恐ろしい。 白のワンピースにベージュのボレロを羽織り、本革サコッシュの長い革紐を手の甲にグルグル巻きにした朱良は、日頃の鬱憤を晴らすが如き攻撃的な眼差しを向けて、 「ねえ、何してんのよ」 「見ての通り仕事帰りだよ。てかお前、うちに来るつもりじゃないだろうな」 慌てて釘