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33 - 異能探偵(空っ手) - カクヨム
闇溜まりにひっそりと蹲る、雑多な様式の住宅群。壱八とクロスバイクは、いつしか見憶えのない場所に入... 闇溜まりにひっそりと蹲る、雑多な様式の住宅群。壱八とクロスバイクは、いつしか見憶えのない場所に入り込んでいた。 一体、どこで犯人に会ったのだろう。関係者との面会中だとすれば、将門の読み通り、あの四人の中に事件の犯人がいたことになる。 一度は完全に諦めていた犯人捜しが、こんな形で復活しようとは。 いや待て。静止の声が壱八にかかる。それはおかしい。読心結果と矛盾する。四人の心理に、犯人の証拠は見出せなかった。犯人の自覚がない四人に、あんな真似ができるか? 壱八の混乱をよそに、一度も足を止めることなく黒い影は逃げ続け、やがて群れを成す住宅のうち、明らかに廃ビルと判る薄暗い建物の入り口に駆け込んだ。 壱八はクロスバイクを降り、開いたままのガラス扉を素通りした。路上の追跡劇で、黒コートとの差は十数メートルまで縮まっていたが、建物内に至ってとうとう相手を見失った。仕事で乗り慣れてはいるものの、いつもと