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瀕死のカナブン - 真言宗 共生庵
カメムシが、今年も大発生しているそうです。 昨年の数を考えれば、今年も多くなるのは当然といえば当然... カメムシが、今年も大発生しているそうです。 昨年の数を考えれば、今年も多くなるのは当然といえば当然。 昨年のカメムシたちが産卵しているわけですから。 臭いも強烈ですし、稲や野菜などを食べてしまうため、害虫とされています。 農業を生業としている方々からしたら、大変迷惑な話です。 あらゆる批判を恐れず言いますが、共生庵としては、「尊敬する生き物」の一種類ではあります。 また、「生きる為に生きている」という、シンプルな「生」はとても愛おしいと感じます。 生物に魂が存在すると言われていますが、密教では無生物にも魂(仏性)があるとされています。 どんな存在も、仏様と他ならない。 本日は、道に「足が一本しかないカナブン」がいました。 瀕死の状態で固まっていましたが、拾い上げると力強く足を動かしていました。 近くの雑木林に放しました。 せめて、土の上で最期を迎えて欲しい。 放した後に、良い輪廻に入るよう