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高階秀爾『芸術のパトロンたち』を読む - mmpoloの日記
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高階秀爾『芸術のパトロンたち』(岩波新書)を読む。先日読んだ矢代幸雄『藝術のパトロン』が日本の美... 高階秀爾『芸術のパトロンたち』(岩波新書)を読む。先日読んだ矢代幸雄『藝術のパトロン』が日本の美術コレクターを取り上げていたのに対し、本書はヨーロッパの美術パトロンたちを取り上げている。 ルネッサンス頃のイタリアフィレンツェの同業者組合が彫刻家に依頼して大聖堂洗礼堂入口のブロンズ扉を寄贈している。その後メディチ家が実質的な支配体制を打ち立て芸術家たちのパトロンになっていく。そして教皇たち、ユリウス2世の存在が大きい。またレオナルドを呼び寄せたフランスのフランソワ1世、イギリスのチャールズ1世等々。高階は芸術家たちへの援助額なども計算している。 その後19世紀には美術館が普及し、一般市民たちが美術に接して、ブルジョワたちが芸術家を援助していく。アカデミーという権威が発達するのは一般市民たちが教養がなくて自分の美意識からはどれが優れた芸術なのか判断できなかったからだ。だが形骸化したアカデミー=