父のとろみ - もち子の正解

私の父は一年前に病院で亡くなった。 病院で出されていた父への食事にはいつも「とろみ」という札が付いていて、父は死ぬ直前まで、とろみを食べ続ける事を強要された。病院からも家族からも。 白米はドロドロの粥。おかずの煮物も炒め物もデザートまでも、父に出されるものは全て細かく刻まれ片栗粉に似た透明なとろみで覆われていた。水やお茶でさえも。全てにとろみ。 なぜ「とろみ」を付けるのかというと、とろみ剤により粘度を付けた食べ物は喉をゆっくりと通過する為、特に老人の誤嚥による肺炎の防止になるのだそう。父・79歳、飲み込む力（嚥下機能）の検査をした上での病院の決定だった。 ▲父の宿敵、とろみ調整剤の面々 とろみ地獄のはじまりとなった入院は、別に嚥下機能のせいではなかった。とある手術の後遺症で入院が長引いたその間、誤嚥したら危ないからという事でとろみ食となったが「とろみが不味い→食欲落ちる→体力落ちる→ので後

[mochikosan]

ponyoponyokun さんの仰る通り何をやっても後悔してたと思う。最初怒りはトロミへと向いたのだが、結局は周囲を気にし過ぎて自分の選択が出来なかった、自分への怒りであります

[ponyoponyokun]

トロミ食を問題にしているけれど、もち子様は、普通食を食べさせ続けても、胃ろうにしても後悔したタイプだと思います。トロミ食を食べさせる人が悪人にされているようで、なんだか悲しい。自殺、自殺したくなる。

[yurukawa]

もち子さんのお父様への思いはきっと伝わっているはずです。そんなに思ってくれる娘さんでお父さんは幸せだったはずです。もち子さんは本当にお父さん想いの温かい方ですね。お2人ともよく頑張られたと思います。

[Freelife-chiemama]

読んでいて涙が出ました。私の父は30年前に亡くなりましたが悔いはあります。でも父は母や私達子供にはいつも穏やかに接してくれていました。父親は家族の幸せを一番に考えていると思います。もち子さんのお父様も💕

[single-father-ajitama]

なんと申し上げたら良いのか…切なくて、遣る瀬無いお話です。せめて貴女の想いがご尊父様に届かんことを…