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【イベントレポート】ノルシュテインの「外套」制作を片渕須直が語る「執着のエネルギーが破格」
片渕とノルシュテイン作品の出会いは、まさに1981年だった。高畑勲が監督を務め、オープロダクションが... 片渕とノルシュテイン作品の出会いは、まさに1981年だった。高畑勲が監督を務め、オープロダクションが制作した「セロ弾きのゴーシュ」の上映イベントにスタッフとして参加した片渕は、併映された「霧の中のハリネズミ」を観て感銘を受けたと述懐。「事件主義ではなく、小さなエピソードを動きのニュアンスでいかに魅力的に語るか。そういった表現自体がアニメーションの根本であり、それを高畑さんに植え付けたのもノルシュテインなんだと思います」と語る。 ラピュタ阿佐ヶ谷によって2000年に創設されたコンペティション、ユーリー・ノルシュテイン大賞では、審査委員長のノルシュテインが若手作家たちに毎回厳しい評価を下した。ともに審査員を務めたことがある片渕いわく、ノルシュテインは「日本の若手作家が作るアニメーションは画一化されている。自分の半径5m以内の小さな出来事しか描いていないからだ。人生経験がないから遠くのものに触れ
2019/03/25 リンク