事故で夫失い…「死んだ方がまし」4児の母に訪れた転機（西日本新聞） - Yahoo!ニュース

ひとり親など子育て世帯の孤立を防ごうと福岡県久留米市で生まれた拠点「じじっか」。その挑戦と、そこに集まる親子の物語を紹介する。 【写真】ある日曜日、じじっかで押し花に熱中する子どもたち ◇ ◇ 普通の主婦だった。現在は「じじっか」スタッフとして働く久留米市の山崎久美子さん（41）は、20歳で結婚し、4人の子どもに恵まれた。自営業だった夫の真嗣さんは、職場では笑顔を見せない職人。家では冗談も言うし、優しいが「怒るとめっちゃ怖い」。やんちゃ盛りの子どもたちも、真嗣さんの言うことは素直に聞いた。 そんな当たり前の日常が一変したのは4年前。真嗣さんが作業中の落下事故で亡くなった。当時、子どもたちは2歳、4歳、8歳、16歳。突然、シングルマザーになった。 家庭はめちゃくちゃになった。家に帰ると誰かが常に泣いている。久美子さんもそうだった。決断することが苦手で、真嗣さんが決めた通りに生きてきた自分