処理水で嫌がらせ電話「今も毎日１万５千件」 在中国日本大使館に 垂大使「相手を理性的に直視を」（産経新聞） - Yahoo!ニュース

【北京＝三塚聖平】日本と中国の有識者らが両国間の課題などについて話し合う民間対話「東京－北京フォーラム」が２０日、北京で閉幕した。日本の垂秀夫駐中国大使が同日の会議であいさつし、日中関係について「等身大の相手の姿を理性をもって直視し、そこから虚心坦懐（たんかい）に学ぼうとする姿勢が強く求められている」と訴えた。 垂氏は「現下の日中関係に目をやれば、決して楽観できるものではない」と指摘。東京電力福島第１原発処理水の海洋放出を巡り、中国から日本に嫌がらせ電話が相次いだことに触れ、在中国日本大使館に今でも毎日約１万５千件の嫌がらせ電話が掛かってきていることを明らかにした。 中国の呉江浩駐日大使はビデオメッセージを寄せ、日中関係について「対立や食い違いを適切に管理、処理しなければならない」との考えを示した。処理水放出については「責任ある態度で問題を処理し、中国と国際社会の懸念に応えるよう求める」と