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「ほんとうの言葉」と環境省の変質|安東量子
5月1日、水俣病公式確認から68周年の慰霊式典が、熊本県知事・環境大臣も列席して開催された。その式典... 5月1日、水俣病公式確認から68周年の慰霊式典が、熊本県知事・環境大臣も列席して開催された。その式典ののちに開かれた懇談会の模様を、RKK熊本放送が報じている。 なにが起きたのかは、文章よりも動画を見てもらった方がいいだろう。 「この懇談会は水俣病慰霊式の後に、環境大臣が被害者団体の話を聞く場として毎年開かれています」とのことだそうだが、これまで、話を途中で遮った上に、マイクの電源を切るなどということは行われていなかったようだ、というのは、記すまでもない当たり前のことだ。 そんな非礼なことを行えば、どのような種類の会であれ、場が紛糾するのは火を見るよりも明らかだからだ。まともに会を運営したいと思う人間であれば、発言の最中にマイクを強制的に遮断するといった傍若無人なことは行わない。 この映像を見て、さまざまなことが頭をよぎった。それは、憤りというよりも、脱力混じりの悲しみという方が近い。やっ
2024/05/09 リンク