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民営化の旗を振った中曽根康弘氏の国営の葬式|久下格
昨年11月に中曽根康弘氏が死んだとき、朝日新聞の記者から取材を受けた。編集委員のTさんという女性... 昨年11月に中曽根康弘氏が死んだとき、朝日新聞の記者から取材を受けた。編集委員のTさんという女性が、わざわざ東京から京都の片田舎まで会いに来てくれたのは、その前年に私が、国鉄分割・民営化のときに車掌の仕事から排除され、本来の仕事から排除されたまま、56歳で死ぬまで30年間働き続けた後輩のことを書いた「品川駅の花壇」という文章を読んでくれていたからだった。その時、彼女は「中曽根康弘氏が亡くなりましたが、どのような感慨をお持ちですか」と私に聞いた。 中曽根氏が101歳で大往生を遂げたことは大きく報道されており、もちろん私は新聞記事も読んでいたが、実のところ私には、ああ、中曽根氏もついに死んだかという淡い思いは浮かんだけれど、それ以上に大きな感情は湧いていなかった。だから私はT記者から「どのような感慨をおもちですか」と聞かれて少し困ってしまった。「うーん、もちろん死んだという記事は読みましたが、
2021/06/14 リンク