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「中断」する生と加速する世界––『ゲンロン0 観光客の哲学』『勉強の哲学 来たるべきバカのために』『中動態の世界 意志と責任の考古学』に寄せて|雁琳の『晦暝手帖』
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「中断」する生と加速する世界––『ゲンロン0 観光客の哲学』『勉強の哲学 来たるべきバカのために』『... 「中断」する生と加速する世界––『ゲンロン0 観光客の哲学』『勉強の哲学 来たるべきバカのために』『中動態の世界 意志と責任の考古学』に寄せて 今更私が改めて言うまでもないことだが、現代日本では読書人口が急激に減少している。東大出版会の黒田拓也氏がTwitterで「今後の学術書の出版を考えるとき、三百部ということを基準に考えざるを得ないと思う」と呟かれていたが、殊に人文書は市場縮小の一途を辿っているように思える。浅田彰『構造と力』を片手にディスコで踊る女の子をナンパする男がいた時代とは、最早全く違うのである。しかしそんな言語文化の窮乏の中でも良書が多く出版されており、そして売れていることもまた、言い添えておかねばならない。思い返せば、呉座勇一氏の『応仁の乱』がベストセラーとなったという嬉しい事実もある。「危険のあるところ、救いの手もまた育つ」というヘルダーリンの詩句は、本邦の言語文化につい