途上国に絵本を送ってはいけないシンプルな理由｜サルタック・シクシャ

今年もよろしくお願いします、理事の畠山です。年末年始とサルタックの方でも相次いでミーティングを行い、今後の方針を議論している所です。その中で一つ日本側・ネパール側の共通認識で確認できているのが、もっと途上国の子供達が絵本に触れられる機会を作って、アーリーリテラシーやプレリテラシーを養っていかなければ、Quality Learning for Allは実現できないという点です。 ここでこの記事のタイトルを確認された方は、言っていることが矛盾しているように聞こえて、畠山大丈夫か？と思われたかもしれません。確かに年末年始と働きづめでバテてはいますが、大丈夫です。 国際協力業界で広く認識されているストーリーがあります。ある国で大地震が起こった時に（確かパキスタンだったと思いますが･･･）、先進国の人達が古着を送った所、長期に渡って現地で衣類に対する需要が消滅して、現地の主要産業であった縫製業が崩壊

[guldeen]

なるほどね。日本は『源氏物語』や江戸でも『八剣伝』など物語に親しむ土壌や歴史的に既に蓄積されてるが、それら文学や文化の積上げすらない国は割とあるし、そこへ外の文化である絵本を安易に持込むのは危険、と。

[kabutch]

それを逆手にとって、自国の商品（ついでに人民）を大量に送り込んで地元の産業等を支配するGDP世界第2位の国がありましてね。都合のいいときだけ発展途上国になる軍事大国なんですが