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養老孟司先生「坂口恭平という、清涼なる薬」――『自分の薬をつくる』書評①|晶文社
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養老孟司先生「坂口恭平という、清涼なる薬」――『自分の薬をつくる』書評①|晶文社
坂口さんには清涼の気がある。本人も作品も、である。作品は心地よく軽い。今度の本もそうである。坂口... 坂口さんには清涼の気がある。本人も作品も、である。作品は心地よく軽い。今度の本もそうである。坂口さんが医師になり、患者さんの悩みを聞き、薬を処方する。むしろ患者に薬を自分で作らせる。うっかりすると。心の悩みは重たくなる。その解決つまり薬は軽やかで明るい。 私は日本の世間を八十二年生きてきたが、この社会は根が生真面目だから、どこか重たくてうっとうしい。吉本に代表されるお笑いですら、そういう感じがある。坂口世界にはそれがない。軽く、明るく、さわやかである。 なぜ坂口さんにはそれが可能なのか。この本にはその秘密がいくつか書かれている。心の悩みと言うと、悩んでいる自分を変えなさいという忠告を受けることが多いと思う。坂口さんはそれを言わない。夢を実現したいけれども、それができない。これはごくフツーの悩みであろう。それに対して坂口さんは、まず周辺を含めて今の自分を一切変えないという条件を付ける。そのう