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中国古典『貞観政要』に学ぶ持続可能なスタートアップ組織論|Shunsuke Sagara
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中国古典『貞観政要』に学ぶ持続可能なスタートアップ組織論|Shunsuke Sagara
「守成は創業より難し」という格言があります。 既にある国や事業を守りながらより大きく成長していくこ... 「守成は創業より難し」という格言があります。 既にある国や事業を守りながらより大きく成長していくこと(守成)は新たに天下を獲ること(創業)よりも難しいことを言い表したものですね。元々は国の政体を指して引用されることの多かった言葉ですが、我々スタートアップや企業経営においても全く同様のことが言えるのではないかと思っています。 そこで今回は、上記格言の出所でもあり、日本でも北条政子や徳川家康らが座右の書として愛読したという歴史的名著『貞観政要』(中国唐代の長期政権の礎を築いた2代目皇帝・李世民とその側近たちの言行録)から、現代に生きる我々が長く持続する強い組織を作る上で参考になるエッセンスを抽出してみたいと思います。 中国に学ぶといえば、近年ではAlibabaやTencent、Pinduoduoなどのテクノロジー企業や彼らの提供するデジタルを起点とした秀逸なビジネスモデルがまず最初に思い浮かび