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メディアの話、その33。スナックと酒の流域と60歳鬱。|柳瀬 博一
いうまでもなく、スナックはメディアである。 ママもしくはマスターという「個人」が発する微弱な電波。... いうまでもなく、スナックはメディアである。 ママもしくはマスターという「個人」が発する微弱な電波。 その電波は、内側から光を発する看板のかたちで、発信される。 日没から夜明けまで。 フロムダスク ティル ドゥーン。 その微弱な電波に感応して、誘蛾灯に集まる蛾のオスのように、「いつもの客たち」が、扉の向こうに消えていく。 スナックの扉には、「会員制」だの「一見さんお断り」だのと札の貼られている。扉には窓がない。店自体に窓がない。 ゆえに、通りがかった人間は、そのスナックのはらわたを覗くことは叶わない。 扉の向こうに、あのカウンターに、ビニールレザーのソファに座ることができるのは、「いつもの客たち」と、数少ない、一見さんであることを恐れない「スナックの勇者」たちだけである。 スナックは拒絶する。冷やかしの通りすがりの人間を。 スナックは受け入れる。「いつもの客たち」と、少数の「勇者たち」を。
2018/02/20 リンク