ヱヴァＱのシンジは意外と「シンジさん」だった――内面葛藤の無いチルドレン達 - シロクマの屑籠

オタク仲間と一緒に、『新劇場版ヱヴァＱ』をもう一度見に行ってきました。 「ヱヴァＱのチルドレン達は誰も葛藤していない！」 私は、新世紀エヴァンゲリオンおよび新劇場版ヱヴァを、碇シンジの物語として見る前に、惣流／式波アスカ・ラングレーの物語として眺めてしまうクセがある。ヱヴァＱを見た初回、私は28歳になったアスカが十分とは言えないにしても齢を重ねたというか、自分のアイデンティティや内的葛藤に左右されずに仕事ができるぐらいに成長したと喜んでいた*1。 で、そうやってウジウジ悩まない“アスカの成長らしきもの”を喜んでいたのだが、友人から以下の指摘を受けてちょっと考え始めた。 「今回、チルドレンが誰も葛藤していないよね？」 「登場人物が葛藤するのがエヴァじゃなかったっけ？」 確かにそうだ。アスカは上述の通り。真希波マリはいつものあの調子。作中に出てきた綾波タイプは無機的すぎる。なにより、碇シンジが

[angmar]

そもそも「序」で新生して以降のシンジが旧シンジとは明らかに別人格だったわけで、始点がずれてれば差は開くでしょ。例の「何がQだよ」も基本、映画のシンジが突っ走り気味だったからそれをなぞってギャグにできた

[atoh]

TVシリーズの頃、ギミックやガジェットとかばっかりに注目していたのだが、当時の子供たちにとってはやっぱり尾崎豊だったのか。

[nakag0711]

なるほどね、葛藤とはモノローグなのか

[snowdrop386]

世界が崩壞しているにも関わらず、一人だけエヴァ破のラストの熱量を保ったシンジさんでいつづけたからこそのポジティブさでしたね。時と場合によるシンジ君はネタにみえてそのまんまともいえるよね。