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出版業界の闇に切り込んだ問題作 / 『超・殺人事件』 東野 圭吾 - 日々の栞
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出版業界の闇に切り込んだ問題作 / 『超・殺人事件』 東野 圭吾 - 日々の栞
東野圭吾は、今では大衆的な人気を誇る実力作家である。『ラプラスの悪魔』など多くの著作が映画化され... 東野圭吾は、今では大衆的な人気を誇る実力作家である。『ラプラスの悪魔』など多くの著作が映画化されており、大人気のエンタメ作家でもある。 僕は最近の作品よりも、昔の本格ミステリ指向の小説や、『名探偵の掟』のような本格ミステリのパロディというか皮肉った作品群が好きだ。この『超・殺人事件』は、出版業界やミステリ小説の裏側に切り込んだ、ブラックユーモア溢れるミステリ小説だ。あの大人気作家がここまでするのかと思うぐらいに業界の闇に切り込んでいて、ブラックユーモアの毒は水酸化ナトリウム並みだ。ここでの水酸化ナトリウムというのは毒が強いという比喩です。 話を元に戻そう。小説で経費を計上し税金対策をする、大作長編にするために文章を水増しする、書評を本を読まずに機械に任せるなどそれぞれブラックユーモアたっぷりの短編小説が収録されている。元は新潮社から文庫本が出ていたこともあり、週刊新潮ならぬ週刊金潮や金潮社