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また、明日! - くららの手帖
夕方。ピンポーンとドアベルが鳴ったのでドアを開けると、宅配便の配達だった。えんじ色の制服に野球帽... 夕方。ピンポーンとドアベルが鳴ったのでドアを開けると、宅配便の配達だった。えんじ色の制服に野球帽をかぶった配達員は、筋肉隆々、思わず見上げてしまうほどの大男。ひょいと小脇に抱えているのは、彼が抱えているから小さく軽そうに見えるけれど、六本入りのワインの箱である。そういえば、ちょっと前にワインのセールがあったのでまとめて注文しておいた、とRが言っていたのだ。 「ありがとう」 箱を受け取り、いつものように「サインを」と言われるのを待っていると、配達員は巨体をモジモジさせながら何やら口ごもっている。なんだろう? と思っていると、彼はサインのかわりにこう切り出した。 「あのう、明日の朝って、家にいますか?」 翌日の午前中は、特に外出の予定もなかった。 「いますよ」 わたしがそういうと、 「えぇっと、でしたら、もう一箱は明日でも構いませんか?」 と、配達員。 つまり、ワイン二箱を届けにきたのだが、残