P・W・シンガー『戦争請負会社』 - logical cypher scape2

P･W･シンガー『ロボット兵士の戦争』 - logical cypher scapeに引き続きシンガー。 こちらの方が刊行は先。 これまた現代における必読書 ＰＭＦ（民間軍事会社）というのは名前は知っていたし、アメリカで戦争の外注化が進んでいるのは何となく知っていたけれど、実際に読んでみると自分の想像以上であった。 イラク戦争において特に有名になったが、本書はイラク戦争直前に書かれており、90年代におけるＰＭＦの事例が書かれている。アフリカ、バルカン半島、中南米（というかコロンビア）あたりがメイン。あとはパプアニューギニアの事例も結構大きく取り上げられていた*1 ニュースだったり社会の教科書だったりで見知ったことのあるような、あるいはこの本で初めて知ったものもあるが、様々な紛争において既にＰＭＦは大幅な関与をしており、こうした企業活動の影響抜きに紛争や安全保障を考えることができなくなってい

[sonota88]

「ＰＭＦも無人化も、戦争をより人道的に行うための手段として洗練されたものであり、それによって戦争はより起こりやすくなっている。 ＰＭＦも無人化も、自国民を危険にさらさないという点で、開戦のリスクを大」

[YOW]

これ未だ読んでなかったなあ。読まないと。

[a246ra]

　以前に 『ロボット兵士の戦争』のレビューも書いてくださっています。「これまた現代における必読書」

[tsuka_ryo]

"兵士の忠誠心や愛国心の問題、統制できるかといった問題もある"