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人気のないオリジナルコーヒー - てくてく日和
薄暗い店内。 手元だけ照らされているカウンター席が4つ。後ろに置いてある水槽にはカメ2匹が入っている... 薄暗い店内。 手元だけ照らされているカウンター席が4つ。後ろに置いてある水槽にはカメ2匹が入っている。入り口、入ってすぐ足元に置いてある小さな本棚にはコーヒーの本ががっしりと詰まっていた。 マスターがコーヒーを淹れている間は誰も口を開こうとはしない。ただ、コーヒーの滴る音とマスターの握るポットだけが動いている。 服の袖から伸びる刺青が、より独特な雰囲気を醸し出していた。 マスターの年齢は確か30前後と聞いた。コーヒーが好きで、何度もヨーロッパへ行き、コーヒーを学んできたと言う。 ぼくはペルーのコーヒーを一杯飲んだ後、帰り際に、オリジナルブレンドを100グラム頼んだ。するとマスターは「かなり癖がありますよ。」と一言。ぼくは自分の家で淹れる前に、マスターの淹れたものを飲んでおこうと、帰る前にもう1杯頼んだ。当然、本人が淹れたのが本物の味。まずは正解を知っておきたいと思ったのだ。 確かに、この人
2021/03/11 リンク