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アルベール・カミュ『ペスト』 | Living Well Is the Best Revenge
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アルベール・カミュ『ペスト』 | Living Well Is the Best Revenge
新型コロナウイルスが猖獗をきわめるこの時期、なんともあざといタイミングと感じられるかもしれないが... 新型コロナウイルスが猖獗をきわめるこの時期、なんともあざといタイミングと感じられるかもしれないが、以前読んだ小説を再読する試みの続きとしてアルベール・カミュの名作『ペスト』を書棚から取り出してみた。実際に現在書店でよく売れているとも聞く。まずはこの装丁に注目いただきたい。奥付を確認すると昭和50年というから、45年前の発行である。当時、新潮文庫にはこのようにメタリックな表紙にタイトルと色を変えて著者名が刷り込まれたミニマルなデザインのカミュの作品が7点収められており、私は以前より数ある文庫本の装丁の中でも最も美しい装丁の一つではないかと感じていた。(装丁は麹谷宏、現在の装丁は写真を用いた凡庸なそれだ)当時私は早熟な中学生であったから、文庫で入手可能な世界文学の名作を読み始めていた。しかしさすがに内容を覚えている作品は少ない。SFに親しんでいた当時の私にとって、パンデミックによる世界の破滅と