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津堅信之のアニメーション研究資料図書室 [20080908] - 押井守
押井守の最新作『スカイ・クロラ』は、残念ながらヴェネツィアでの受賞を逃したが、北野武、宮崎駿らの... 押井守の最新作『スカイ・クロラ』は、残念ながらヴェネツィアでの受賞を逃したが、北野武、宮崎駿らの作品とともに日本映画3本がコンペティション部門にエントリーされたというのは、それだけでも壮観だった。 それにしても、この押井守という監督も、なんやかんや言われながら、長編をコンスタントに発表できている、世界的に見ても稀有な存在である。それに、宮崎駿のことを「本人が作りたければどんな作品でも作れる監督になった」と評するむきがあるが、その意味で言えば、『立喰師列伝』のようなケッタイな作品まで制作・公開できる押井も相当なものだ。もっとも、『スカイ・クロラ』は、けっこう楽しめたのだが、個人的には、押井の作品履歴の中では、さほど印象に残るものにはなりそうにない。 さて、押井守関連の文献も数多い。それは、押井が(インタビューなどで)お喋りであり、自ら筆をとって雑誌等に寄稿することも多いからだ。抽象的で虚無感
2008/09/09 リンク